日比谷シャンテでなんてことを?!
去る3月14日のホワイトデー。
はじめての「マーダーミステリーイベント」が盛況のうちに幕を下ろした。
会場になった日比谷シャンテとは何か。
東京の宝塚歌劇の本拠地「東京宝塚劇場」の向かいにあるショッピング施設である。
ななめ向かいに誕生した巨大な”日比谷ミッドタウン”のオープンが記憶に新しいが、
日比谷シャンテはその逆に、古くから宝塚ファンに愛され続ける、伝統に満ちたクラシカルな高級感漂う場所だ。
宝塚歌劇団を卒業した者の、
第二の進路は様々である。
同じくミュージカル界に進む者。
結婚する者。
後輩の育成に尽力する者。
そんな中で「お洋服」「アクセサリー」「バッグ」など
アパレル分野で活躍される皆様が一同に介し、
日比谷シャンテ内で期間限定の店舗を設けているのが今回のイベントである。
【POP UP SHOPのお知らせ】
「D.A.K. by APPLAUSE JAPAN」が
日比谷シャンテにて第3回目のオープンが決定いたしました!!期間:3月9日(火)〜26日(金)
⚠️定休日:3月15日(月)・19日(金)⚠️
※日比谷シャンテは通常営業場所:日比谷シャンテ 2階 pic.twitter.com/e7AJw5Lczl
— 春花きらら (@kirara_haruhana) February 13, 2021
その中で微塵もアパレルに関係のない
「マーダーミステリーやろうぜ」という
なんの脈絡もないイベントを開催させていただきました!
参加者は、抽選(アプリ使用による完全なる無作為)にも関わらず
男女問わず、年齢問わず
幅広い皆様が参加してくださったおかげで
マダミスをやるときによくある
「あれ…あの人なんの役だっけ…覚えられない…」ということが一切起きない
全員が役にピッタリ奇跡どハマりの神回となった。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました!
いや〜〜盛り上がりましたね〜〜。
イベントが行われた日比谷シャンテ内のスペース。
参加者の中には、”なみ速VIPPER“の皆様も多かったので
クローズドコミュニティ内ではゲーム終了後、夜な夜な。
いや翌日になってもいまだ感想戦が盛り上がりをみせている。
「あのとき、ああすればよかったのか〜〜!」
「え、あのときどうなってたんですか?」
「これをこうしてたら、見つけられたのか〜〜!」
ゲームプレイ中はもちろん、終わったあとの感想戦が盛り上がるのもこのゲームの醍醐味である。
始まる前は、全員がマーダーミステリー初参加ということもあり、やや緊張した空気が見られたが、開始してからは一変。観覧していた人たちや、イベントの様子をパーテーションごしに聞いていた宝塚OGの皆様からも「次は是非自分が参加したい」「あんなに盛り上がるのか」と大絶賛の羨望に包まれました。
マーダーミステリーを開催する意義
今回のイベントを開催した花奈澪
ーどうでした?開催してみて。
楽しかったですね、純粋に。やってよかったなって思います。
想像していた通りみんなハマってくれましたね。
来てくれるみんなはジャンルに関わらず「舞台を観るのが好き」な人が多いから、絶対にハマると思ったんです。
だって普段みんな「あの役はどんな感情なんだろう」とか「このときこの人はどんな表情してるんだろう?」て思いながら観劇してくれているわけじゃないですか。
だから絶対に、普通の人よりも、こういったゲームを楽しめるみんなだと思っていました!!さすがだぞみんな!
ー想像以上にみんなハマっていましたね。
マーダーミステリーとかって、ソシャゲなんかと違って、なんか一部の人で盛り上がってるけど、めちゃくちゃその輪に入りづらいというか。敷居が高い。でもきっと仕方ないんですよ。同じゲームはもう一生遊べないから、楽しかったからこれやろうよ!って誘えるわけじゃないし。狭いところで盛り上がってるものって、足を踏み入れにくいじゃないですか。自分もそう思うんで、みんなとやれてよかったです。
多分これを読んだりしても「参加者で盛り上がりやがって」って思いますよ。
ー映画や舞台のように「観る側」じゃないエンタメを体験して欲しかったと言っていましたね。
そうなんです。
普段私たちは、舞台に立つ側で、みんなに見てもらって成り立っているんです。
シアター型のエンタメですね。
それと逆に、自分で歩いて自分が体験できるのがテーマパークです。
それのどれとも違って、「机の上で会話するだけで、【みんなで作る】エンタメ」があることに、自分がすごく驚いたんです、はじめてプレイしたとき。なんじゃこの楽しさは、と。
ああ、これはゲーム業界の人がこぞってハマるのがわかるなぁ。と。
テーマパークにいても、家でNetflixを見ていても、脳みそって全然余裕があると思うんです。「今日は晩ご飯何にしよう〜」とか。「ツイッターみよ〜」とか。
でもマーダーミステリーは、2時間脳みそフルスロットル。
他のことを考える脳みそのゆとりなんかないわけですよ。
多分そこが、日頃忙しいゲームクリエーターのみなさんがハマる理由なんだろうなって思ってます。
他のことを考えなくてすむ=脳の息抜きなんです。
究極の贅沢なリラクゼーションなんかじゃないかなとも思います。
人間は一日に、6万回くらい考えているらしいですから。
あと自分のファンに、例えゲームでも裏切られるって結構すごい体験でした。
悲しかったです。
まとめ
一度のプレイで多くても8〜9人。
同じゲームは一度しかプレイできない。
その贅沢さもまた、究極のエンタメなのかもしれない。
昼の部では、
役になりきりセリフを読むシーンがあり、
皆のハマりっぷりに笑いや歓声が。
全員が兄弟という設定もあり「お兄ちゃん〜!!」「お姉ちゃん〜〜!」とほのぼのした空気で2時間があっという間に。
夜の部では
複数人に責められタジタジするものや
虎視淡々とミッションを進めるもの。
大ラストの予想外の展開の数々には花奈本人が一番ショックを受けていた。どよめきがあがりました。
昼にプレイしたチームが急遽夜も観覧することを決意したり
プレイ後は「これを他の人がプレイしているのも見たい」という意見も複数。
観覧していたチームも推理で盛り上がっていた。
最近は、アプリを利用して無料で楽しめるものもあるそうだ。
マーダーミステリーをプレイしたことがある者が一人でもいたら
どうやらマーダーミステリーは開催できることがわかったので、
是非皆も、お友達や知り合いとプレイしてみて欲しい。
ネットの動画や投稿と違って
数千人、数万人に届くものでは決してない。
それでもこれからも自分のファンとは「体験」を共有して行きたい。
と語っていた。
日比谷シャンテというヅカファンの聖地で行われた今回のイベント。
なみおからのお土産の外国産の怪しいグミ。
ハリボーのサワーポテト味を受け取った者は是非食レポして欲しい。
文:花奈澪
コメント
ハリボーのサワーポテト味を受け取った者です。
なんか怪しい外国産グミ、勇気を出して食べてみました。
見た目はポテトで味はレモン、なかなかの酸っぱさです。
歯にくっつくのが気になりますが普通に美味しく頂けます。
ごく普通の食レポで申し訳ございません。