先日、親愛なる柚香光のトッププレお披露目公演
「ダンス オリンピア」を観劇いたしました。
東京国際フォーラムで。
めっちゃいいですね!座席の間隔広いし〜!
宝塚以外では絶対成立しないぞという台本の”1幕”と
宝塚以外では絶対成立しないぞというザッツ・ショーな”2幕”。
どちらもまずは、水美舞斗が完璧だなぁという感想。
突然ですが私は水美舞斗が初台詞(たしか)だった『虞美人』の新人公演の水美の兵士の台詞のモノマネがとても似ています、こんにちは、花奈澪です。
それくらい彼らがちびっこだった頃の時代を、ちょうど共に過ごしたのだ。
二期差ですからね。
そんなあの水美、柚香が名もなき役をやっていた新人公演時代。
そんな名も無き二人と。
柚香とは『復活』という作品に登場する”あいまい宿”の場面で初めて出逢いました(自分の下級生だからもちろん知っていましたが、話をしたりするようになったという意味で)
花奈さんが娼婦で、柚香さんが客で組んでいたんですねえ。
曖昧な宿ですから、勿論そういうことを舞台上で表現するわけです抱きついたりキスしたりとかですね。まぁ当時柚香さん研2とかですかね。
今思えばめちゃくちゃ贅沢だな!!!!!!
娘役のほぼ全員が出番が囚人という…囚人で客席降りしたり、今でも同期とかに会うと話題にのぼる懐かしい作品ですね。
思い返せば、水美ちゃんとも『愛と革命の詩』の新人公演で、水美ちゃんがモランという役で私はまたも娼婦で、一緒に組んでちょっとね踊るというか、まぁはい、そういうシーンがあったんですよね。
「ダンスオリンピア」みてて急に思い出したんですよ。だから
「あの男たちが名も無き頃、二人とも、あたしの客だったんだよ」
みたいな謎の感情になったのでありました…(ただの偶然だけど)
そんな名もなき男たちは名もなき頃から、大野くんと杉山くん(ちびまるこちゃん参照)のようだと言われていた。
私は、ずっと水美&柚香が大好き。
彼ら二人を通称で呼ぶ時、いまだに「ゆずかみなみ」ではなく「みなみゆずか」の順で呼ぶのがしっくりくるのも、何事も成績順である、若かりしあの頃の感覚があるから。
気付けば、いつも二人は対だった。
ダンスの立ち位置も。
双子の役も。
そして勿論、そうではない時だって、増える。
同期である二人だから、勿論ただならぬライバルであったし、
水美としては、柚香に対し負けたくないと闘志を燃やすことも死ぬほどあっただろう。
二人の中に、友情だけではない葛藤も山ほどあったと想定することは容易い。
だがしかし、先般のダンスオリンピアをみて、
水美に柚香がいてよかったし、柚香に水美がいてよかったと心から思った。
それくらい、水美が完璧な存在として輝いていた。
顔の美しさ、完璧な筋肉の体型、満点のサービス精神、歌のうまさ、男役としての完璧な表現力、笑顔、ダンスは他に追随を許さない。
どれをとっても、100点に近いのではなかろうか。
それは「高みを目指す輝き」である。
それに対してトップスターというものは到達点であり
退団までの「削ぎ落としていくことの美しさ」なのだと思った。
水美舞斗が完璧な男役ならば、柚香は柚香光でしかなり得ない人間なのだろうと思う。
言い換えればアーティストなのだろう。
ダンスオリンピアをみて、あ〜もうれいちゃん大人になって。完璧なトップさんになったな。
と感嘆の息が漏れるばかりであったが、
フラメンコで限界表現に挑戦する彼女の横顔のなかにまだ
知らないことをするとワクワクする、そんな少年の顔が少し見えた。
私は彼女のそんな顔がとても好きだ。
れいは、自分にとって下級生でもあり、
昔っから偶然にも家が信じられないくらい近所なこともあって
お互い、なんか近所に住んでる親戚みたいな相手でもあるわけだが
私は彼女のファンであると心の底から言う事ができる。
ファンなんで、タカラジェンヌである柚香さんに会うのはめちゃくちゃ緊張するので
通路で観劇したにも関わらず自ら手とか出せない(でもなんかタッチしてくれた泣いた)し
全ツ観にいった時は差し入れ何買っていいかわからないから
コンビニで適当にグミを買ったら、2秒で隣にいた水美に横流しされるし(グミは好きじゃないらしい)
ファンタジアあたりだったかなぁポーかなぁ。
柚香さんが良すぎて泣きながら楽屋に行ったら、
「れいちゃああああああああああああん(泣)ハッ…シャキ(素に戻る)」
「あ、すごい。言う前に空気読んだ。」
「はい。(距離をわきまえる)」
みたいなキモヲタみたいな態度になってしまうのですが。
素顔のれいちゃんは、
家族と犬とご飯が大好きなだけの、ずっと変わらないれいちゃんで。
客席かられいを見ると
ああ、自分もまっすぐ生きなきゃ。
って思える相手なのです。
そんなダンスオリンピアを、なんと2列目なんてすっごいお席を用意して下さって。
もうほんと水美さんの壮絶なウィンクに被弾して、思わず口を覆って真顔で
「やばい無理。かっこいい。」と無意識でつぶやいていました。
宝塚以外の舞台はね、だいたい関係者は一番後ろで見る事が多いです。
だからいつも全体を見るんですけど。
2列目で見ると、全てが見えるから。
表情とか、その人の人間性がよりハッキリとわかるわけです。
つまり
三空凜花ちゃんやっっっっっばい可愛い
思わず幕間に、後ろで観劇していた同期のベーちゃん(桜咲彩花)に
「あの青いドレスの4人の時ショートカットだった子誰ですか…」と聞きました。
いやまじでショートのウィッグ似合いすぎだし
表情の魔術師ですか??????
絶対目があったと思うんですよ。
ダンスめちゃくちゃ上手いし、表情可愛いし。
2幕ずっと探してた!!!!!!!!!!!!
はぁ〜〜〜〜あと黄色いドレスの時のうらら(春妃うらら)のお団子キャップ一番可愛かったな〜〜〜。相変わらずうらら天使すぎるし幸せ〜〜。
最後に
私の推しは「三空凜花」ちゃんであることを知っていただけたかとして
あ、愛称はみくりん、らしいです。
前にツイッターとかに書いた事あるけど
宝塚を辞めて、心残りは柚香光がトップである舞台に立てないこと。
でも宝塚を辞めて一番幸せなことは柚香光の舞台を客席から観られること。
それくらい私は、柚香光という人間が、心から大好きです。
あのフラメンコの場面では、タカラジェンヌの域を超えた一種の神的美しさを魅せてもらった。
彼女は、絶対に間違ったことをしない。
ただただひたすらに、”正しい努力”を辞めない。
正しい努力を辞めないことは、簡単なようで、すごいことなのです。
れいの、これからのトップ人生に祝福の願いを込めて。
みなみちゃんの素晴らしい輝きに敬意を込めて。
花組っ子たちのまばゆいパワーよ。
宝塚よ、永遠たれ。
なみお
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