気がつけば雪がふり
東京の景色は変わり
あっという間にあの千秋楽から2週間と少しが経ちました。
あの千秋楽の日も雪の予報だったけれど降らなかったね。
みなさまはお変わりなく過ごしておられますか。
いつもだったら、また次の作品のお稽古をしていたりして、新しい台本を覚えたりしていたのだろうと思うと、不思議です。同じ2週間でもなんだか遠く前に感じます。
でもその分、日常に流れる時間が体と心にに染みる穏やかな日々を過ごしています。
楽屋の思い出
卒業前夜イベント終わりのみんなと集合写真
みんなはもうきっと、次の舞台のお稽古とかをしているんだろうな。
すごいなぁ。
よく「そんなに次々と舞台やってすごいね!よく覚えたりできるね!」って言われて「いや全然、特になんも思わないです」って思ってたけど、今なら思います(笑)みんなすごいね!(笑)
出演者の誰よりもこたつでくつろぐよーすぴさん
あのときは、日々でいっぱいいっぱいでしたが、楽屋が本当に楽しかったです(笑)
この写真の日は朝ごはんモスバーガーにしてたね。モスのナゲットは最高!
そうやって楽屋で食べる朝ごはんとか。
なにげない日常がとても愛おしく今は思い出されます。
朝のなみおさん(すっぴんで失礼)
朝の楽屋って、好きなんです。
朝の楽屋。
公演中の舞台袖。
終演後の舞台上。
その静寂。
大好きな場所。
あのヨコオタロウと齊藤陽介という2大巨頭が、まさかの日替わりゲストで来てくださったり。ヨルハはじまりの地ですからねKASSAIは。ヨコオさんのお芝居すごかったね…ほんまええ声で。ヨコオさんよすぴさんって、とっても偉い人なんですよ。でも本当に偉い人って、誰より柔軟で、誰より平等で優しいんですよね。これは本当にそう。
木村先生の治療を受ける丸山、見守る青柳
いまや帝劇など舞台の第一線でトレーナーで活躍する木村さんが、なみおのラストだから!と駆けつけてくれました。この治療台や鍼とか一式を持って。これが、愛です。
喉の置き鍼をしてもらって無敵になった花奈澪と青柳尊哉が同じマッサージをしている
カッコよく腰紐を出す練習をする吉田翔吾(?)
KASSAIの楽屋って、ほんとに寒いんですよ(笑)
4人しか居ないと、なおさら寒いの(笑)
なのに突如として池袋の小さな劇場に爆誕したのがこちら、特製「高床式こたつ」。
大のおとながみんなでスイカゲームに夢中になる図
ベンチソファを3つ並べ、その上にNウォーム(ニトリのあったかいやつ)を敷き、その上にコタツを載せるという本格的所業。小屋入り日に丸ちゃんと石部さんがせっせとニトリにお買い物に行っていました(笑)
こんな、自由な興行まずないです(笑)
これのおかげでどんな日替わりゲストもすぐに仲良し☆
こたつでおいしいお弁当を食べればすぐに友達☆
今回のカーテンコールで使用させて頂いた、
YOASOBIさんの『祝福』という曲。
“誰かが描いたイメージじゃなくて
誰かが選んだステージじゃなくて
僕たちが作っていくストーリー”
(作詞・作曲・編曲: Ayase, 2022年 YOASOBIの「祝福」からの引用)
まさにそんな日々でした。
よかったら聞いてみてくださいませ。そして歌詞をぜひ。
この星に生まれたこと この世界で生き続けること
丸ちゃんの
「なみおと熱海とかやりたかったなぁ…」
というLINEの一文からすべてがはじまった、今回の公演。
自己顕示欲は遥か昔になくて。
『与えて頂いた役を最大限魅力的にすること』それだけが自分に出来る仕事でした。原作があるものも、ないものも。
だから当然、最後だから主演で舞台やりたいんです!とかそんな気持ちが1mmでもあるわけがなく。売春捜査官がいいってまるちゃんに言われたときも、女伝兵衛主人公なんてことすらよくわかってなかった。ただなんか、「え、じゃあやるか」って。
わたしたちは日頃、オファーを受けて役を演じる、いわば下請け業者の立場です。
自分たちがやりたいからやる舞台、やりたい人たちとやる舞台っていうものは、とっても贅沢でそりゃあ幸せなことです。
丸ちゃんの一言が無ければ、
私はしれっと表舞台から身を潜めていたことでしょう。
ラジオ(コンフェティ☆シャワー)が終わるときもそうでしたし、なんとなくそれが一番自分に向いているしそれでいいと思ってたんです。
でもね、おかげさまで結果としてすっごく楽しかったです。
好きにグッズ作って。
好きにデザインして。
好きなお弁当頼んで。笑
やっぱりなんか、ものづくりするのが好きみたいです。
誰かによろこんでもらうのが好きみたいです。
楽屋でみんなが楽しそうにしているのがとっても嬉しかったし
お客様が「見れてよかった」って言ってくれるのが嬉しかったし
チケットが即完売になるのが嬉しかったし
グッズの注文が1件入るたびに今も嬉しい
ありがとう。
誰かにありがとうって言えることは、世界のどんなことより幸せなんだよ。
私は常々そう思う。
出会ってくれてありがとう。
私はこの世界で生きてきてよかったんだなって思えたよ。
自分を肯定することはなにより難しいけれど、わたしはわたしのまわりにいるみなさんを心から肯定します。みんな素敵で、みんな最高にあたたかい人です。だからきっと、あなたも大丈夫。
現在は絶賛DVD Blu-ray発売に向けて準備中ですが
たくさんの既存曲を使っておりますので……
(無論、それがつかさん本来の演出でもあるからね)
著作権や著作隣接権と対峙するのが筋ってもんですから
気長にお待ちいただければと思います。
そして公演写真を見返していたらあまりにも素敵で。
みんながいい顔をしすぎていて
ひとりじめするのは勿体ないなと思いまして
デジタルフォトブック的に、みなさまにお届けしたいと思っています。
こちらはまもなくです。
デジタルデータで渡せるから、お気に入りのカットをスクショして待ち受けになんかもできますね。
よかったら、全員が最高にいい顔してるので
公演ご覧になったかたも、そうじゃないかたも見てあげてください。
自分ってこんな顔できるんだ、って。
沢山思いました。
役者ってこんな生き物なんだって、きっとわかります。
また、ブログ。かきます。
なみお
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