レオマワールド。
正式名称は「レオマリゾート・NEWレオマワールド」
香川県に存在する遊園地で、幾たびかの経営形態の変化や閉園、再開を経て今に至る。
そんなことはどうでもいい。
所謂、地方の遊園地である。
自分がなぜこの地方遊園地に巨大な感情を抱くのか分からない。
まず大前提として、コンテンツを堪能する上で
私は特に男女の差異がない。
古くはAKB48のヲタクとして日夜握手会に通いながらも
ときメモガールズサイドでイケメンも攻略したいし
テニミュという存在に深い尊い感情を抱くこともあった。
恋愛は置いておいて
「好き」とか「推し」という感情に
自分は男女の差別や次元が本当にないのだと思う。
ハマったものが好き。好きになった人が好き。
だから男女は関係ない。
と思っていた。
レオマワールドで土日だけ
一日に2回行われるパレードで
ひたすら可愛い女の子たちにシャッターを切り続けた2日間。
自分の中での今の「推し」という感覚が少し、明文化できた気がした。
レンズの向こうに見る笑顔
語弊を恐れずに言えば、レオマはファンサ天国である。
巨大なレンズを装着したカメラを必死に構える我々ゲストに対して惜しみなくその曇りなき笑顔を向けてくれる。
正直これだけで、もう他の説明は不十分であろう。
だが、果たしてそこだけではない。
レンズを通して彼女たちを見る時。あなたなら何を感じるだろうか。
その背中に。背中と私の間にある空間に
気がつけばただひたすら、背中を、横顔を追うばかりの自分がいた。
空間ばかりにシャッターを押す自分がいた。
誰かの価値観で選んだブロマイドじゃない。
誰かの基準で入ってるSRのレアなカードでもない。
私の基準でいい。
パレードが終わった後、カメラに残った写真を眺めていて気づいた。
あなたの背中に何を背負う。
あなたの見る景色に何が映る。
誰かの基準じゃない、私の基準を見つけられる場所。
何が好きか、見つけていい場所。
だからここが好きなんだと。
これは、自分だけのSSRを探す旅だったんだ。
あなたと見る世界を
小さく可愛い女の子を推す自分。
それは自分がなれないものだから。
いつまでも自分が憧れる存在。
自分にはなることができないものに、私は「推し」という感情を抱く。
レオマワールドは、その推しの背中を見れる場所。
「好き」とはその居心地の良さと同調から生まれ
「推し」とは憧憬と、もっとその背中を見たいという願望なのかもしれない。
レオマワールドはまさに、好きで、推せる場所。
と、カメラ知識はゼロの花奈澪がお送りしました。
皆様も、ぜひ心のどこかにレオマワールドを。
レオマワールドは、いいぞ。
これからも”私だけの好き”を大切に、生きたい。
花奈澪
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