舞台「デバッグログ」
ご来場くださった皆さま
ご視聴くださいました皆さま
心からありがとうございました。
ハヤシさんをはじめ、日替わりゲストにも
Youtubeでご活躍の動画界隈の皆さまが軒を連ね
新鮮な皆さまとの出会いにとても感謝しております。
どなたもとても素敵なお人柄で。
活躍なさっている方というのは活躍に値するお人柄を持っているのだと
改めて実感いたしました。
アサルトリリィ界隈のゲスト陣もたいへんに爆弾でした。
デバッグログに出演したはずなのに
頭からリリィデイズが離れないのはおかしいと思います。
はち切れそうなのに〜〜〜〜♪
バグって、なんだ
人々の心の健康のため、感情が抑制、統制された未来で
実験用のアンドロイドたちとの交流を経て
心とは何か、に想いを馳せる。
そんな作品でした。
わたくし演じる黒澤伊織という人物は
描かれているのは主人公のよき妻で
研究に奮闘する主人公の隣にただひたすらいる存在。
皆さまの目にはそう映るでしょうし
その印象が残ってくれたらいいのですが
演じる側とすれば
思うことだらけです。
以下ネタバレですが
ずーっと
「こんなこと言ってるけどアンドロイドなんだ」
「私が作ったアンドロイドがついにこんな発言をするなんて」
と、超えられない薄い壁一枚隔てて見ている感覚。
本当の黒澤伊織がどう思っていたかなんて描かれていないし
誰にも分からないことでしょう。
ただ、研究者としての執着が、夫のようで夫では無い物が。
おそらくは、なんの悩みもなく「愛していた」とはいえないのではないでしょうか。
誰か一人にでも、黒澤伊織のもつ虚しさや孤独が
垣間見えて想像してくれる人がいたならば、彼女も報われることでしょう。
黒澤が熱量たっぷりに「アンドロイドは人間じゃない、でも彼女たちには心がある」と語る時
その言葉を隣で聞く伊織の心の、なんと虚なことよ。
だってそのあなたがアンドロイドなんですもの。
ナギが人間であることを見抜けないのと同様、
人の気持ちなんてわかんないよね。
言葉を喋ってる時に他のこと考えてるのが当たり前なのさ人間は。
神という言葉が存在し、
3分で敵を倒したり、蝶ネクタイと麻酔銃で事件を解決したり、生徒会のくせに甲子園に命を注ぐような
そんな”物語”のある時代に生まれてよかったな。
と思うと同時に、
スマホもネトフリもなくても楽しかった子供時代のように
何もないことを愛する時代も少し憧れに思ったり。
だって、デバログの登場人物は全員ピュアじゃないか。
それはきっと、感情統制が敷かれた世界故なのだろう。
ピュアな感情MAXで生きる彼らが、少し、うらやましいな。
そんな素敵な作品に出会えてよかったです。
あ、劇場のお洒落お写真たちは
周防役の垣さんズフォトをお借りしました。
周防の隙のない役作りお洒落で素敵だったな。
夫である黒澤肇を演じる三上さんは
おそらくお幾つになっても少年のような方なのでしょう。
その気質が、無邪気に育っていくアンドロイドそのもののような方でした。
場当たりの日の待ち時間。
ナギ役のイーゴリ(柳原聖さん)の身長が180cm以上か以下かでコソコソ賭けをして負けた方が缶ジュースを奢るという遊びに見事勝利して
缶ジュースを買ってもらいました。
缶ジュース???????????
缶ジュース。
周防くん、我々の研究は大いに、正しかったようだね。
そして特筆すべきは女子楽屋だ。
こんなに最高に同じような考え方をもつ女子が4人集まることもないだろう。
キャスティングした人は天才かな???
誰かが何か言うたび
「わかる」
また返事をすれば
「わかる、一緒」
そんな統合思念体の4人で過ごした時間は本当に楽しかったし
もう純粋に大好き。笑。
どんなに我々が頑張ったって
”見に行きたい”と思ってくださる皆さまがいなければ
この文化は成り立たない。
きっとデバッグログの世界のように
なくなってしまうでしょう。
だからいつも、我々と一緒に感情を共有してくれて
本当にありがとうございます。
これからも、よろしくお見守りください。
黒澤伊織役 花奈澪でした。
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